茨城中央サーキットの料金・走行会・アクセス【完全版】

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茨城中央サーキットへの訪問を計画しているけれど、具体的な施設概要や基本情報がわからずお困りではありませんか。例えば、入場料と営業時間についての詳細、写真で見るコースレイアウト、そして貸切でサーキットを利用する方法など、知りたいことはたくさんあるでしょう。また、ドリフト走行は可能なのか、実際の利用者のレビューと評判はどうなのか、気になるところです。この記事では、筑波や栃木からのアクセス方法をはじめ、茨城中央サーキットのイベントと走行会に関する情報を網羅的に解説します。初心者向けジムカーナ練習会やフリー走行の料金と参加方法、オートテストの開催日程まで詳しくご紹介しますので、訪問前に現地の天気を確認し、準備を万全に整えることができるはずです。この記事で、茨城中央サーキット情報のまとめを一度にご確認ください。

  • サーキットの利用料金や走行会の詳細
  • 初心者でも安心して参加できるイベント情報
  • 貸切やドリフト走行に関するルール
  • 実際の利用者の評判や各方面からのアクセス方法
目次

茨城中央サーキットの施設概要と基本情報

  • 入場料と営業時間について
  • 写真で見るコースレイアウト
  • 貸切でサーキットを利用する方法
  • ドリフト走行は可能か?
  • 利用者のレビューと評判をチェック
  • 筑波や栃木からのアクセス方法

入場料と営業時間について

茨城中央サーキットの大きな魅力の一つは、その開放性にあります。イベント開催日やフリー走行日であっても、入場料や駐車料金は一切かかりません。そのため、走行参加者だけでなく、友人や家族の応援、あるいは「まずはどんな雰囲気か見てみたい」という下見目的の方でも、気軽に訪れることが可能です。これは、モータースポーツへの入り口を広げたいというサーキット側の配慮の表れと言えるでしょう。

営業時間は通常午前8:00から午後17:00までと定められています。フリー走行などのイベントがある日の一般的なタイムスケジュールでは、ゲートオープンが午前8:00、参加受付が8:20頃から開始されます。参加者は車両の準備やコースの慣熟歩行の時間を考慮し、時間に余裕を持って到着することが推奨されます。

基本情報まとめ

入場料 無料
駐車料金 無料
営業時間 8:00~17:00
所在地 茨城県石岡市吉生3174
最寄りIC 常磐自動車道 土浦北IC(約20分)

ただし、季節やイベント内容、貸切利用の状況によっては営業時間が変更される場合もあります。特に、最終走行枠の終了時間などは日によって異なる可能性があるため、訪問前には必ず茨城中央サーキット公式サイトや公式ブログで最新の情報を確認するようにしてください。

コースレイアウト

茨城中央サーキットは、1986年に日本で初めてジムカーナ専用コースとしてオープンした、30年以上の歴史を誇るサーキットです。もともとダートトライアルコースだった地形を活かして舗装されているため、平坦なだけではない、ユニークで攻略しがいのあるレイアウトが最大の特徴です。

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茨城中央サーキット:公式

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茨城中央サーキット:公式

コースは高低差によって大きく「上段」「中段」「下段」の3つのセクションに分かれています。全体的にテクニカルなコーナーが多く、車両の絶対的なパワーよりも、正確なブレーキングやスムーズなコーナリングといったドライバーの基礎技術がタイムに直結します。ジムカーナ競技では、これらのセクションにパイロンを設置してコースが作られます。そのため、イベントごとに全く異なるコースレイアウトが生まれ、参加者は常に新鮮な気持ちでタイムアタックに挑戦できます。

反復練習に最適な「基本コース」

フリー走行の午前中には、年間を通じて固定の「基本コースA」または「基本コースB」が設定されています。これは、参加者が反復して練習することで、ご自身のドライビングの癖を把握したり、車両のセッティング変更による挙動の違いを正確に比較したりすることを目的としています。特に初心者にとっては、コースを覚える負担が少なく、運転操作に集中できるため、スキルアップに最適な環境です。

貸切でサーキットを利用する方法

「仲間内だけで気兼ねなく走りたい」「新製品のテスト走行を行いたい」「自動車関連のメディアで撮影がしたい」といった様々なニーズに応えるため、茨城中央サーキットではコースの貸切利用が可能です。クラブ単位での練習会から、ディーラー主催の試乗会、企業や団体のレクリエーションまで、幅広い用途で活用されています。

貸切の料金や予約可能な日時については、利用目的(営利か非営利か)、利用する曜日(平日か土日祝か)、時間帯によって細かく変動します。そのため、公式サイトには一律の料金表は掲載されていません。貸切利用を検討している場合は、まずサーキット事務局(TEL: 0299-43-6391)へ直接電話で問い合わせる必要があります。

電話の際は、希望する日時、参加予定台数、利用目的などを具体的に伝えることで、スムーズに見積もりや空き状況の確認ができます。特に気候の良い春や秋の週末は予約が集中する傾向にあるため、数ヶ月前から計画を立て、早めに連絡することをおすすめします。

ドリフト走行は可能か?

モータースポーツの花形の一つであるドリフト走行ですが、残念ながら茨城中央サーキットでは原則としてドリフト走行は認められていません。これは、サーキットがジムカーナやオートテストといった、タイヤを滑らせずにいかに速く正確に走るかを競う「グリップ走行」を主目的として設計されているためです。

コース幅が比較的狭く、タイヤバリア等の安全設備もグリップ走行を前提として設置されています。ドリフト走行を行った場合、コース逸脱時のリスク管理が難しく、また舗装路面へのダメージも大きくなる可能性があることから、禁止とされています。このサーキットでは、タイヤのグリップ限界を最大限に引き出す繊細な車両コントロールの技術を磨くことに専念しましょう。

走行可能な車両と安全装備に関する注意点

フリー走行やイベントに参加できるのは、ナンバー付きの保安基準適合車両、またはJAF国内競技車両規則に適合する車両に限られます。特に騒音規制は厳格で、車検対応マフラーでも経年劣化などにより音量が大きくなっていると判断された場合、走行を断られることがあります。また、安全に走行するため、フリー走行参加時にはヘルメット、グローブ、長袖・長ズボンの着用が義務付けられています。

利用者のレビューと評判をチェック

茨城中央サーキットが長年にわたり多くのドライバーに愛されている理由は、そのコースレイアウトだけではありません。実際に利用した人々のレビューやSNSでの評判を見ると、「アットホームな雰囲気」「初心者への手厚いサポート」に対する感謝の声が際立って多く見られます。

例えば、「初めての参加で不安だったが、オフィシャルの方が丁寧に走り方を教えてくれた」「ベテラン参加者の方が気さくに話しかけてくれて、セッティングの相談に乗ってくれた」といった体験談が多数投稿されています。このように、参加者同士やスタッフとの距離が近く、誰もが温かく迎え入れられる雰囲気が、リピーターの多さにつながっています。

利用者から特に評価されているポイント

  • オフィシャルや常連参加者が親切で、初心者でも安心
  • 走行本数が多く確保されており、コストパフォーマンスが高い
  • 高低差のあるテクニカルなコースで、運転技術の向上に繋がる
  • 都心からのアクセスも良く、日帰りで気軽に楽しめる

一方で、「パドックエリアが若干手狭で、参加台数が多い日は混雑する」「夏場は日差しを遮る場所が少ないため、タープ等の持参が必須」といった物理的な設備に関する指摘も一部見られます。しかし、それらの点を補って余りある魅力と満足感が得られるサーキットとして、モータースポーツの入門やステップアップの場に選ばれ続けています。

筑波や栃木からのアクセス方法

茨城中央サーキットへの主要なアクセスルートは、常磐自動車道の土浦北インターチェンジを利用する方法です。かつてはインターから距離がありましたが、2014年の朝日トンネル開通により交通の利便性が劇的に向上し、現在ではインターから約20分という好アクセスを実現しています。

土浦北ICからの推奨ルート

土浦北ICを出て国道125号線を下館・つくば方面へ進み、県道199号線に入ります。その後、表筑波スカイライン(通称:パープルライン)方面へ向かい、朝日トンネル手前の十字路を右折すればサーキットは目前です。ルート上には「ファミリーマート新治沢辺店」や「セイコーマート八郷小幡店」があり、走行前の食料調達にも便利です。

筑波山周辺は美しい景観のワインディングロードが続きますが、観光客やサイクリストも多いエリアです。サーキットへ向かう道中も、気持ちは昂ってもスピードは控えめに、安全運転を徹底しましょう。

栃木県央の宇都宮市周辺からアクセスする場合は、北関東自動車道から常磐自動車道へ乗り継ぐルートが最短です。所要時間はおおよそ1時間半から2時間程度が目安となります。出発前にはNEXCO東日本(ドラぷら)などで最新の交通情報を確認し、余裕を持った移動計画を立てることをお勧めします。

茨城中央サーキットのイベントと走行会

  • 初心者向けジムカーナ練習会
  • フリー走行の料金と参加方法
  • オートテストの開催日程
  • 事前に現地の天気を確認しよう
  • 茨城中央サーキット情報のまとめ

初心者向けジムカーナ練習会

サーキットの世界:イメージ

「サーキット走行に興味はあるけれど、いきなり本格的な走行会に参加するのは敷居が高い」と感じている方に、まさにうってつけのイベントが「エンジョイ・ジムカーナ」です。このイベントは、モータースポーツ統括団体であるJAFの公認競技会という格式を持ちながらも、その名の通り、誰もがジムカーナを楽しめるよう入門者をメインターゲットに据えたプログラムが特徴です。

最大の魅力は、午前中をまるごと練習走行の時間とし、午後に本番のタイムアタック(2本)を行うという、初心者にとって非常に親切なタイムスケジュールです。午前中にコースを完熟歩行で確認し、自分のペースで何度も練習走行を重ねることができます。そのため、コースを間違える心配がほとんどなく、落ち着いて午後の本番に臨めます。参加費も6,000円と、JAF公認競技会としては破格の設定で、モータースポーツデビューに最適な一日となるでしょう。

どんな車でも楽しめるハンディキャップ制度

「エンジョイ・ジムカーナ」では、より多くの人が楽しめるよう、独自の車両ハンディキャップ制度を導入しています。例えば、高性能なハイグリップタイヤを装着している車両にはタイムが加算されるなど、車両の性能差が結果に直接反映されにくいよう工夫されています。これにより、スポーツカーでなくても、自分の愛車で表彰台を狙うことが可能です。

フリー走行の料金と参加方法

より実践的な練習を積みたい、あるいは愛車のセッティングを突き詰めたいという経験者の方には、月に数回、主に土曜日に開催されるICCフリー走行日(ジムカーナ練習会)が最適です。このフリー走行の最大の利点は、事前申し込みが一切不要という点です。天候や自身の都合に合わせて、開催当日の朝に「今日行こう」と決めて、直接サーキットへ向かうだけで参加できます。

フリー走行の参加料金と特典

参加料には昼食のお弁当が含まれており、一日中集中して練習に取り組めます。料金体系はドライバーの属性によって細かく設定されており、非常に良心的です。

参加区分 料金(弁当付き) 備考
一般 9,000円 純正マフラー装着車は1,000円割引
女性 5,000円 性別による割引
AT車両 7,000円 トランスミッション形式による割引
半日走行 5,000円 午前または午後のみ。弁当は付きません。

さらに、全日参加者には「フリー走行割引券」が配布され、これを10枚集めると次回のフリー走行が1日無料になるという嬉しい特典もあります。

走行本数は参加台数次第

人気の走行会であるため、参加台数が多い日には走行本数が限られる場合があります。特にJAF関東ジムカーナ選手権の前週などは混雑が予想されます。公式サイトのブログで過去の参加台数などを確認し、混雑状況を予測するのも一つの手です。走行本数を重視する場合は、比較的空いている時期を狙うと良いでしょう。

オートテストの開催日程

「モータースポーツは好きだけど、ライセンス取得や車両の準備が大変そう」というイメージを覆すのが、JAFが推進する入門者向けイベント「オートテスト」です。茨城中央サーキットでは「茨城GR Garage オートテスト in ICC」として、年間を通じて複数回開催されています。

オートテストは、1速とバックギアのみを使い、車庫入れやスラロームを組み合わせたコースをいかに速く正確に走るかを競う競技です。ヘルメットやグローブといった特別な装備は不要で、普段乗っているマイカーと運転免許証さえあれば誰でも参加できるのが最大の魅力です。(参照:JAFモータースポーツ オートテストとは?

2025年の開催日程(予定)は以下の通りです。

  • 6月1日 (日曜日) ※終了
  • 10月12日 (日曜日)
  • 11月16日 (日曜日)

競技ではありますが、会場は和やかな雰囲気で、家族や友人と一緒にピクニック気分で参加する方も少なくありません。運転技術の正確性を試す良い機会であり、安全運転技術の向上にも繋がります。

事前に現地の天気を確認しよう

事前に現地の天気を確認しよう

サーキットの世界:イメージ

サーキット走行の成否を分ける最も大きな外的要因は天候です。路面がドライかウェットかによって、タイヤのグリップ力は天と地ほども変わり、それは走行ラインやブレーキングポイント、アクセルを開けるタイミングなど、全ての操作に影響します。

茨城中央サーキットの所在地は「茨城県石岡市吉生」です。走行会に参加する数日前から、この地域のピンポイント天気予報をこまめにチェックする習慣をつけましょう。特に、山の麓に位置するため、天候が変わりやすいという特性も持っています。夏場は局地的な雷雨、冬場は日陰部分の路面凍結など、季節特有のリスクも考慮に入れる必要があります。

著しい荒天(台風の接近や積雪など)が予想される場合、主催者の判断でイベントが中止または延期されることがあります。開催が危ぶまれるような天候の際は、自己判断で諦める前に、必ず公式サイトやサーキット事務局に開催状況を確認しましょう。

また、天候に合わせて適切な服装や持ち物を準備することも、一日を快適に過ごすための重要なポイントです。夏は熱中症対策として十分な水分と冷却グッズを、冬は体を冷やさないための防寒着を忘れずに持参しましょう。

茨城中央サーキット情報のまとめ

最後に、この記事で解説してきた茨城中央サーキットに関する情報を要点としてまとめます。訪問前の最終確認としてご活用ください。

  • 茨城中央サーキットは日本初のジムカーナ専用コース
  • 入場料と駐車料金は無料で誰でも見学可能
  • 営業時間は基本的に午前8時から午後5時まで
  • コースは上段・中段・下段からなるテクニカルなレイアウト
  • 貸切利用は可能で詳細は電話での問い合わせが必要
  • ドリフト走行は原則として禁止されている
  • 利用者からはアットホームで初心者向けとの高い評価
  • 常磐道土浦北ICから約20分とアクセス良好
  • 初心者にはエンジョイ・ジムカーナがおすすめ
  • フリー走行は事前予約不要で当日参加が可能
  • フリー走行の一般料金は弁当付きで9,000円
  • 女性やAT車には割引料金が設定されている
  • オートテストも年間を通じて開催されている
  • 訪問前には石岡市吉生の天気を必ずチェック
  • イベント情報は公式サイトやブログで随時更新される
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