「鈴鹿サーキットの魅力って何だろう?」、「初めて行くんだけど、料金やアクセスはどうなってるの?」そんな疑問や不安をお持ちではありませんか。日本が世界に誇る国際レーシングコースと、家族みんなで楽しめる遊園地が融合した唯一無二の場所、それが鈴鹿サーキットです。この記事では、あなたの「知りたい」に徹底的に応えるべく、鈴鹿サーキットの施設とイベントを網羅的に完全ガイドします。気になる営業 時間や入場 料、そして複雑に思える駐 車場へのアクセスといった基本情報を分かりやすく整理。子供と楽しめる遊園地パークとプッチタウンの魅力や、夏のプール 料金、さらには花火イベントの持ち込みルールまで、具体的にお伝えします。また、快適な滞在に欠かせない周辺ホテルやレストランのおすすめ予約情報、世界中のファンが熱狂するF1の年間日程と気になるチケットの値段にも詳しく触れていきます。後半では、鈴鹿サーキットのレース観戦と走行攻略のポイントとして、観戦におすすめの有料 席やファン必見の穴場の見える 場所、ここでしか手に入らないホンダの限定グッズが買えるショップを紹介。バイク初心者向けのフリー 走行攻略法も、具体的なコーナー名を挙げて解説します。2024年と2025年のイベントスケジュールや、多くの人で賑わうゴールデンウィーク期間の混雑と天気の傾向と対策も押さえ、今日の鈴鹿サーキットを最大限楽しむために、あなたの最高の思い出作りを全力でサポートします。
- サーキットの基本情報(料金・アクセス・営業時間)
- 家族連れで楽しめる施設(遊園地・プール・ホテル)
- F1や8耐など主要レースとイベントの年間スケジュール
- レース観戦を120%楽しむための座席選びと走行体験のコツ
鈴鹿サーキットの魅力!施設とイベントを完全ガイド

鈴鹿サーキット:公式
- 営業 時間や入場 料、駐 車場へのアクセス
- 子供と楽しめる遊園地パークとプッチタウン
- 夏のプール 料金と花火イベントの持ち込み
- 周辺ホテルやレストランのおすすめ予約情報
- F1の年間日程とチケットの値段
営業 時間や入場 料、駐 車場へのアクセス
鈴鹿サーキットを心ゆくまで満喫するためには、事前の情報収集が成功のカギを握ります。特に、営業時間、入場料、そしてアクセス方法という3つの基本情報は、当日のスケジュールを左右する重要な要素です。これらを事前にしっかりと把握しておくことで、時間を無駄にすることなく、スムーズで快適な一日を過ごせます。特に大規模なレースや特別なイベントが開催される日は、通常とは異なる運営体制になることが多いため、念入りな確認が不可欠です。
料金体系について
鈴鹿サーキットの料金システムは、来園者の目的に合わせて柔軟に選べるようになっています。基本となるのは、遊園地「鈴鹿サーキットパーク」へ入るための「入園券」と、園内のアトラクションが乗り放題になる「パークパスポート」の2種類です。アトラクションを存分に楽しみたい方はパークパスポートが断然お得ですが、雰囲気を楽しむだけ、あるいは特定のイベントのみが目的という方は入園券を選ぶと良いでしょう。
チケット種類 | 大人(中学生以上) | 子供(小学生) | 幼児(3歳〜未就学児) | シニア(65歳以上) | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
入園券 | 2,200円~ | 1,100円~ | 900円~ | 1,800円~ | 遊園地への入場のみ可能 |
パークパスポート | 5,200円~ | 3,800円~ | 2,500円~ | 3,800円~ | 入園+アトラクション乗り放題 |
年間パスポート | 19,000円~ | 13,000円~ | 8,500円~ | 13,000円~ | 1年間何度でも入園+乗り放題 |
料金に関する重要な注意点
上記の料金はあくまで通常期の目安です。土日祝日や春夏休みなどの繁忙期は料金が変動します。また、F1日本グランプリや鈴鹿8時間耐久ロードレースといった国際的なビッグレース開催期間は、これらのチケットでは入場できず、専用の観戦チケットが別途必要になります。料金体系が全く異なるため、混同しないよう注意が必要です。お出かけ前に必ず鈴鹿サーキット公式サイトの料金・営業時間ページで最新情報を正確にご確認ください。
営業時間とアクセス
営業時間は季節や曜日、開催イベントによって大きく変動します。通常は10:00から17:00が基本ですが、夏休み期間は夜間まで営業する「ナイト営業」が行われることもあります。公式サイトには詳細な営業カレンダーが掲載されているので、訪問日が決まったら真っ先に確認しましょう。
アクセス方法は、利用する交通機関によって異なります。公共交通機関の場合、最寄り駅は伊勢鉄道「鈴鹿サーキット稲生(いのう)駅」となり、駅からメインゲートまでは大人の足で約25分ほどの距離です。体力に自信のない方や小さなお子様連れの場合は、近鉄白子駅からタクシー(約15分)や路線バスを利用するのが賢明です。
お車の場合は、高速道路の利用が便利です。名古屋方面からは東名阪自動車道の「鈴鹿IC」、大阪方面からは新名神高速道路の「亀山スマートIC」が主な玄関口となります。どちらのICからも約20~30分で到着します。駐車場はP1からP7まで複数あり、合計で数千台を収容可能ですが、レース開催日や連休中は午前中の早い段階で満車になることも珍しくありません。可能な限り早めの到着を心がけるか、公共交通機関の利用を検討しましょう。
子供と楽しめる遊園地パークとプッチタウン

鈴鹿サーキット:公式
「サーキット」と聞くと大人のための場所というイメージが強いかもしれませんが、鈴鹿サーキットのもう一つの顔は、子供たちが心から楽しめるファミリー向けの一大レジャーランドです。併設されている遊園地「鈴鹿サーキットパーク」は、「自分でできた!」という達成感を育むことをコンセプトにしており、ただ乗るだけではない、能動的に楽しめるアトラクションが満載です。自分でマシンを操縦する本物の体験を通じて、子供たちの好奇心やチャレンジ精神を自然に引き出します。
コチラファミリーのプッチタウン
特に未就学児から小学校低学年のお子様に絶対的な人気を誇るのが「コチラファミリーのプッチタウン」エリアです。ここでは、3歳から一人で操縦できるアトラクションが多く、初めての乗り物体験に最適な場所と言えるでしょう。クルマやバイク、電車などを模した可愛らしいデザインの乗り物が揃っており、子供たちの目が輝くこと間違いなしです。
プッチタウンの人気アトラクション例
- プッチパトロール:可愛いパトカーに乗り込み、トランシーバーからの指令を頼りに迷子の猫を探し出すドライブアトラクション。親子で協力する楽しさも味わえます。
- プッチグランプリ:2人乗りの本格的なレーシングマシンに乗り込み、仲間と白熱のレースを繰り広げます。アクセルを踏み込む感覚に子供たちは大興奮です。
- チクタクトレイン:エリア内をゆっくりと周遊するカラフルな電車。運転手気分を味わいながら、プッチタウンの世界観を満喫できます。
プッチタウンのアトラクションの素晴らしい点は、ただ乗って動くのを待つのではなく、「ハンドルを操作する」「アクセルを踏む」「ミッションをクリアする」といった能動的な要素が必ず含まれていることです。これにより、子供たちは遊びながら自然と交通ルールを学んだり、目標を達成する喜びを感じたりできるのです。
本格的な乗り物にもチャレンジ
小学生以上のお子様や、もっとスリルを求めるファミリーには、さらに本格的なアトラクションが用意されています。自分でアクセルワークやブレーキングを駆使してタイムを競う「デュエルGP」や、本物のエンジン音と振動が身体に響く電動バイク「アクロバイク」など、他の遊園地では決して味わえない、モータースポーツの楽しさの入り口となる体験が待っています。
記念に残るライセンスカードをゲットしよう!
「コチラのドライビングスクール」や「キッズバイク」など、一部のアトラクションでは、ミッションを無事にクリアすると顔写真入りのオリジナルライセンスカードが発行されます。これは来園の最高の記念になるだけでなく、子供たちの「できた!」という自信と誇りを形にする、非常に人気の高いシステムです。次に来た時には、ステップアップしたライセンスを目指すという楽しみ方もできます。
夏のプール 料金と花火イベントの持ち込み
灼熱の太陽が照りつける夏の鈴鹿サーキットは、レースの熱気だけでなく、涼しい水しぶきと夜空を彩る花火によって、他の季節にはない特別な盛り上がりを見せます。毎年期間限定でオープンするプール「アクア・アドベンチャー」は、スリル満点のスライダーから小さなお子様向けのエリアまで揃った水の楽園です。そして、夏の夜のクライマックスを飾る花火イベントは、国際レーシングコースという他に類を見ないロケーションで開催され、訪れるすべての人々に感動的な体験を提供します。
プール「アクア・アドベンチャー」で涼を満喫
毎年7月上旬から9月上旬頃までオープンする屋外プールエリア「アクア・アドベンチャー」は、5つのプールと3つのスライダーを備えた本格的なレジャープールです。流れるプールでのんびりしたり、スリル満点のスライダーに挑戦したりと、思い思いの過ごし方ができます。
主要なプールとスライダー
- アドベンチャーリバー:全長240mの流れるプール。浮き輪に乗ってゆらゆらと流れる時間は格別です。
- パワーバトルスライド:高低差約15mの急降下と急旋回が楽しめる、絶叫間違いなしのスライダー。
- アクア・アドベンチャー”ライト”:水深が浅く、小さなお子様でも安心して水遊びができるキッズエリア。
料金は、入園券とプール利用がセットになった「プール券」のほか、アトラクション乗り放題も付いた夏季限定の「パークパスポート」があります。一日中遊び倒すなら後者が断然お得です。
夏のフィナーレを飾る壮大な花火イベント
例年、お盆期間や夏の週末には、音楽とレーザー、そして花火が完全にシンクロしたエンターテイメントショーが開催されます。特にシーズンのグランドフィナーレとして行われる「鈴鹿サーキット THE FINAL HANABI」は、約3,500発もの花火が打ち上げられる圧巻のイベントです。最大の見どころは、国際レーシングコースのホームストレート上から花火が打ち上げられること。観客席との距離が近く、視界を遮るものが何もないため、まるで頭上から花火が降ってくるかのような、圧倒的な臨場感と迫力を味わうことができます。
快適に楽しむための持ち込みルールと推奨品
安全上の理由から、施設内への持ち込みにはいくつかのルールが定められています。
- 持ち込み禁止の主なもの:ビン・カン類、アルコール飲料、大型のテントやテーブル、火気類。
- 持ち込み可能なもの:ペットボトルや水筒に入った飲料、クーラーボックス(常識的なサイズ)。
- 推奨される持ち物:レジャーシート、日焼け止め、帽子、サングラス、急な天候変化に備える雨具、熱中症対策の塩分タブレットなど。
特にプールエリアでのサンシェード(テント)利用は、指定されたフリースペース内でのみ可能です。ルールを守って、誰もが快適に過ごせるように協力しましょう。
周辺ホテルやレストランのおすすめ予約情報

鈴鹿サーキット:公式
遠方からの来園や、F1・8耐などの複数日にわたるイベントに参加する場合、宿泊施設と食事場所の確保は計画の最重要事項です。鈴鹿サーキットは、パークに隣接するオフィシャルホテルや、様々なニーズに応える多彩なレストランが充実しており、滞在そのものを特別な体験へと昇華させてくれます。
究極の利便性「鈴鹿サーキットホテル」
パークのメインゲートまで徒歩すぐという、最高のロケーションを誇るオフィシャルホテルが「鈴鹿サーキットホテル」です。このホテルの最大の魅力は、単なる宿泊施設に留まらないエンターテイメント性にあります。例えば、コックピットを模したベッドが置かれた「レーシングルーム」や、冒険心をくすぐる「ウエスト館 コースサイドテラス」など、滞在中もサーキットの世界観に浸れるユニークな客室が人気です。
さらに、宿泊者には遊園地への開園15分前アーリーエントリー、駐車料金無料(1泊につき1台)、天然温泉「THE SPA」の利用無料といった、数多くの限定特典が用意されています。これらの特典を最大限に活用すれば、混雑を避けて人気アトラクションをいち早く楽しむなど、ワンランク上の滞在が可能になります。
ホテルの予約は、公式サイトからの直接予約が最も豊富なプランから選べ、ベストレートが保証されていることが多いです。特にF1日本グランプリやゴールデンウィーク、夏休みといった超繁忙期は、半年前から予約が埋まり始めることもあります。予定が決まったら、一日でも早く部屋を確保することをおすすめします!
気分で選べる多彩なレストラン
食事の選択肢が豊富なのも、鈴鹿サーキットの大きな魅力です。メインゲート横のエンターテイメントエリア「S-PLAZA」には、様々なジャンルのレストランが集結しており、気分や予算に応じてお店を選ぶことができます。
S-PLAZAの主要レストラン
- そら・たべよ:地元の新鮮な野菜や食材をふんだんに使った、心と体に優しい自然食ビュッフェレストラン。小さなお子様向けのメニューも充実しています。
- SHUN:本格的なグリル料理やパスタを、世界各国のビールやワインと共に楽しめるカジュアルダイニング。少し落ち着いた雰囲気で食事をしたい場合に最適です。
- SUNPO:焼きたてのパンやサンドイッチ、オリジナルドリンクを提供するベーカリー&カフェ。小腹が空いた時や、テイクアウトしてパーク内で楽しむのにも便利です。
もちろん、パーク内の各エリアにも手軽なフードスタンドやテーマに合わせたレストランが点在しています。レース観戦の合間に素早く食事を済ませたい場合から、家族でゆっくりとディナーを楽しみたい場合まで、あらゆる食のニーズに応えてくれます。
F1の年間日程とチケットの値段

鈴鹿サーキット:公式
鈴鹿サーキットの名を世界に轟かせている最大の要因、それが世界最高峰の四輪モータースポーツイベント「FIA F1世界選手権シリーズ 日本グランプリレース」の開催地であることです。アイルトン・セナとアラン・プロストの伝説的な死闘をはじめ、数々の歴史的な名勝負の舞台となってきました。開催期間中は、世界中から数十万人のファンがこの地に集結し、街全体が熱狂と興奮に包まれる特別な数日間となります。
F1日本グランプリの開催日程
長年にわたり日本のモータースポーツシーズンのクライマックスとして秋に開催されてきましたが、天候の安定などを理由に、2024年からは春の開催へと移行しました。これにより、桜の季節にF1マシンが駆け抜けるという新たな光景が生まれています。国際自動車連盟(FIA)が発表するF1公式カレンダーでも、この春開催のスケジュールが確定しています。
レースウィークのスケジュール(例)
- 金曜日:フリー走行1回目・2回目。各チームがマシンのセッティングを煮詰める重要な一日。
- 土曜日:フリー走行3回目・公式予選。決勝レースのグリッド順を決める、一発の速さが問われるスリリングなセッション。
- 日曜日:ドライバーズパレード・決勝レース。世界最高峰のドライバー20名による頂上決戦。
これらに加え、木曜日にはピットウォークやトークショーなどの前夜祭イベントが開催されることもあり、ファンにとっては見どころ満載の4日間となります。
チケットの種類と値段
F1の観戦チケットは、観戦する座席の場所によって価格が大きく異なります。最も高価なのは、スタート・フィニッシュシーンや緊迫のピット作業を間近に見られるメインストレートの「V1席」「V2席」ですが、その価格に見合う最高の体験が約束されています。一方で、比較的リーズナブルな指定席や自由席も用意されており、予算に応じて選ぶことができます。
席種(例) | 3日間通し券(大人1名)の目安 | 特徴・見どころ |
---|---|---|
V2席(指定席) | 約80,000円~100,000円 | 最上級席。スタート前のグリッド、ピット作業、表彰台まで見渡せる。 |
Q2席(指定席) | 約50,000円~70,000円 | 最終シケインに位置し、最終ラップまで続くブレーキング勝負が見られる。 |
B2席(指定席) | 約40,000円~60,000円 | 1コーナーへの飛び込みが見える。スタート直後の攻防は必見。 |
西エリア(自由席) | 約25,000円~35,000円 | ヘアピンやスプーンなどが見える。場所取りは早朝から必須。 |
チケット購入に関する最重要注意点
チケットの価格は年度や為替レートによって変動します。また、V席などの人気指定席は、ファンクラブ先行販売の段階で即日完売することも日常茶飯事です。観戦を計画している方は、公式サイトでチケットの販売スケジュールを常にチェックし、発売日当日にすぐ購入できるよう準備しておくことが極めて重要です。
鈴鹿サーキットのレース観戦と走行攻略のポイント

鈴鹿サーキット:公式
- 観戦におすすめの有料 席と穴場の見える 場所
- ホンダの限定グッズが買えるショップを紹介
- バイク初心者向けのフリー 走行攻略法
- 2024年と2025年のイベントスケジュール
- ゴールデンウィーク期間の混雑と天気
観戦におすすめの有料 席と穴場の見える 場所
レース観戦の醍醐味は、テレビでは伝わらないエンジン音の爆音、タイヤの焼ける匂い、そして目の前を駆け抜けるマシンの圧倒的なスピード感を五感で感じることです。その満足度を最大限に高めるためには、観戦場所、つまり座席選びが非常に重要になります。全長5.807kmを誇る鈴鹿サーキットは、世界的にも珍しい立体交差を持つテクニカルなコースレイアウトが特徴で、それぞれの観戦席から見える景色やレース展開は全く異なります。
目的別!あなたに最適な有料席はここだ
チケット購入時に最も悩むのが席選びです。どの席も一長一短がありますが、「自分がレースの何に最も興奮するか」を基準に選ぶと、後悔のない選択ができます。
こんな人におすすめ | 推奨エリア | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
とにかく最高速と音を体感したい | メインストレート(V席)、バックストレート(L,M,N席) | 300km/h超の速度を間近で体感できる。F1のエンジンサウンドはまさに轟音。 | マシンが一瞬で通過するため、攻防はじっくり見られない。 |
手に汗握るバトルが見たい | 1コーナー(B席)、シケイン(Q席)、ヘアピン(I席) | 激しいブレーキング競争からのオーバーテイクが頻繁に発生するポイント。 | 他のエリアが見えにくい場合が多く、大型ビジョンの位置が重要になる。 |
ドライバーの技術を堪能したい | S字~逆バンク(D,E席) | リズミカルな切り返しが求められる高速コーナー区間。マシンの挙動がよく見える。 | 派手なオーバーテイクは少ない。玄人向けの席とも言える。 |
もし初めて観戦するなら、レース全体の流れが把握しやすい大型ビジョンが目の前にある席を選ぶのがおすすめです。場内実況を聞きながらビジョンで順位を確認し、目の前でバトルを見る、というのが王道の楽しみ方ですよ。FMラジオを持参すると、どこにいてもクリアに実況が聞けて便利です。
知る人ぞ知る!写真撮影にも最適な穴場スポット
高価な指定席以外にも、レース観戦を楽しめる場所は数多く存在します。特に比較的安価な「西エリアチケット(自由席)」は、フットワークを活かせば指定席以上に楽しめる可能性を秘めています。このエリア内での移動は自由なので、時間帯によってS字で見たり、ヘアピンで見たりと、様々な角度から観戦できるのが最大の魅力です。
自由席の狙い目・撮影向けエリア
カメラ好きのファンが集まるのが、デグナーカーブからヘアピンカーブにかけての区間です。このあたりはマシンとの距離が比較的近く、コースと観客席を隔てる金網(フェンス)が低い場所が点在しています。いわゆる「カメラマンホール」と呼ばれる、レンズを出すための穴がフェンスに設けられている場所もあり、迫力ある写真を狙うことができます。ただし、これらの”おいしい”場所は、決勝日はもちろん、金曜日のフリー走行から熱心なファンによる熾烈な場所取り合戦が繰り広げられることを覚悟しておく必要があります。
ホンダの限定グッズが買えるショップを紹介
モータースポーツファンにとって、観戦の思い出を形に残すオリジナルグッズの収集は、レース観戦そのものと同じくらい大きな楽しみの一つです。特に、鈴鹿サーキットは本田技研工業が設立したコースであり、現在もホンダモビリティランドが運営するホンダの聖地。そのため、四輪・二輪を問わずホンダ関連のモータースポーツグッズの品揃えは日本一と言っても過言ではなく、ここでしか手に入らない限定アイテムも多数販売されています。
品揃えNo.1!メインショップは「S-PLAZA」内に
グッズショップはサーキットの各所に点在していますが、まず訪れるべきはメインゲートを入ってすぐのGPスクエアに隣接する「S-PLAZA」内にあるオフィシャルショップ「SUZUKA CIRCUIT STORE」です。広々とした店内には、鈴鹿サーキットのオリジナルグッズはもちろん、F1、SUPER GT、鈴鹿8耐など、各レースの公式グッズや参戦チームのウェア、キャップなどが所狭しと並びます。
ホンダファンなら絶対に外せない!
店内には「Honda Racing」の常設コーナーがあり、F1のOracle Red Bull RacingやVisa Cash App RB、MotoGPのRepsol Honda Teamといったトップチームの最新グッズが充実しています。レースウィークには、その年の日本グランプリ限定デザインTシャツや、応援フラッグ、タオルなどが特に人気を集め、人気ドライバーのグッズは午前中のうちに完売してしまうこともあります。お目当てのグッズがある場合は、サーキットに到着したらまずショップに向かうのが鉄則です。
マニア心をくすぐる人気グッズと定番のお土産
多種多様なグッズの中から、特におすすめのアイテムをいくつかご紹介します。
- チームウェア・キャップ:応援するチームやドライバーと同じウェアを身に着けて観戦すれば、一体感が生まれ、応援にもより一層熱が入ります。
- ミニカー・モデルカー:精巧に作られたマシンのモデルは、コレクションアイテムとして絶大な人気を誇ります。その年のF1日本GP仕様の限定モデルは特に貴重です。
- タイヤカスさきいか:レース後の路面に散らばるタイヤのゴム片「タイヤカス」を模した、真っ黒いさきいか。そのユニークな見た目とネーミングで、お土産として大人気です。
- アスファルトせんべい:こちらも路面のアスファルトをイメージした黒いおせんべい。ゴマの風味が香ばしく、誰にでも喜ばれる定番の一つです。
F1などのビッグレース開催期間中は、GPスクエアに各チームのオフィシャルグッズブースが立ち並ぶ「チームビレッジ」が出現します。普段はなかなか手に入らない海外チームのレアなアイテムに出会えるチャンスでもあるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
バイク初心者向けのフリー 走行攻略法
「F1や8耐のヒーローたちが戦う、あの国際レーシングコースを自分のバイクで走ってみたい」。バイク乗りであれば、一度はそんな夢を抱いたことがあるのではないでしょうか。鈴鹿サーキットでは、その夢を叶えるための様々なプログラムが用意されています。専門的なライセンスがなくても参加できる走行会が定期的に開催されており、サーキット走行が全くの初めてという初心者でも、安全に憧れのコースを体験することが可能です。
第一歩は「体験走行」から
本格的なスポーツ走行は装備も費用もハードルが高いと感じる方には、先導車の後ろについてコースを数周する「体験走行(サーキットクルージング)」が最適です。革ツナギのような本格的なレーシングスーツは不要で、公道を走る時と同じライディングジャケットやパンツ、ヘルメット、グローブといった基本的な装備で気軽に参加できます。追い越しは禁止されており、速度も抑えられているため、純粋にコースのレイアウトや名物の高低差、景色の移り変わりを安全にじっくりと味わうことができます。
スポーツ走行へのステップアップ
コースの雰囲気に慣れ、自分のペースで本格的に走ってみたくなったら、次のステップに進みましょう。「鈴鹿サーキット・ライディングスクール(SRS-Moto)」が開催するスクールや、通称「ラパラ」として親しまれている走行会イベント「Enjoy RIDERS MEETING」などが人気です。これらの走行会は、経験やスキルに応じてクラス分けがされているため、自分と同じくらいのレベルの参加者と一緒に安心して走ることができます。
スポーツ走行に必須となる装備と準備
体験走行とは異なり、自分自身の安全を守るため、厳格な装備規定があります。
- 装備:MFJ公認の革ツナギ(ワンピースまたは上下連結式)、フルフェイスヘルメット、レーシングブーツ、レーシンググローブは必須です。
- 車両:オイル漏れや部品の脱落がないよう、事前にバイクショップなどでしっかりと整備を行いましょう。ミラーや灯火類には飛散防止のテーピングが必要です。
ルールを守って安全に楽しむことが、サーキット走行の第一歩です。
初心者のための簡単コース攻略メモ
全長5.8kmの鈴鹿サーキットは非常にテクニカルです。いきなりタイムを狙うのは無謀なので、まずは各コーナーの特徴を掴み、安全に周回することを目標にしましょう。
- S字コーナー:一つ目のコーナー進入がすべてです。スムーズに入れると、その後の切り返しがリズミカルに決まります。目線は常に2つ先のコーナーへ向けるのがコツです。
- デグナーカーブ:立体交差の下をくぐる高速の1つ目と、回り込んだ2つ目で構成される難所。1つ目を無理せず進入し、2つ目の脱出速度を重視するライン取りが基本とされています。
- ヘアピン:コース上で最もスピードが落ちるタイトコーナー。焦らず、縁石のかなり手前からしっかりとブレーキングを完了させ、小さく向きを変えて素早くアクセルを開ける「スローイン・ファストアウト」を徹底しましょう。
2024年と2025年のイベントスケジュール
鈴鹿サーキットの魅力は、春のF1と夏の8耐だけではありません。年間を通して、国内外のトップカテゴリーレースから、ファンが主役になれる参加型イベントまで、多種多様な催しがカレンダーを埋め尽くしています。事前にスケジュールをチェックし、自分の興味に合ったイベントに合わせて訪れることで、新たなサーキットの楽しみ方を発見できるかもしれません。
世界と日本トップの戦い!見逃せない主要レース
国内外からトップドライバーやライダー、そして最高の技術が注ぎ込まれたレーシングマシンが集結するビッグレースは、どれもが特別な興奮と感動を与えてくれます。日本国内の主要なレース日程は、JAF(日本自動車連盟)のモータースポーツカレンダーでも確認することが可能です。
イベント名 | 開催時期(目安) | カテゴリー | 特徴・見どころ |
---|---|---|---|
SUPER GT | 5月, 8月 | 自動車レース | 国内で最も観客動員数を誇る大人気レース。性能の異なるGT500とGT300クラスのマシンが混走するため、コースの至る所でバトルが勃発します。 |
鈴鹿8時間耐久ロードレース | 7月下旬 | バイクレース | “8耐”の愛称で親しまれ、日本のバイク文化に深く根付いた真夏の祭典。FIM世界耐久選手権の一戦であり、世界中からトップライダーが集結します。 |
全日本スーパーフォーミュラ選手権 | 3月, 11月 | 自動車レース | “アジア最速”を謳う純粋な速さを競うフォーミュラカーレース。F1に最も近い国内カテゴリーであり、将来のF1ドライバーを目指す若手も多数参戦します。 |
全日本ロードレース選手権 | 4月, 10月 | バイクレース | 国内最高峰のバイクレースシリーズ。特に最高峰のJSB1000クラスは、メーカーの威信をかけたワークス対決が熾烈を極めます。 |
家族や仲間と楽しめる参加型イベント
観るだけでなく、実際に参加して楽しめるイベントが豊富なのも鈴鹿サーキットの魅力です。
人気の参加型イベント例
- 働くクルマ大集合!!:ゴールデンウィークの恒例イベント。パトカー、消防車、JAFのレッカー車など、普段は間近で見られない特殊車両がレーシングコースに大集結し、子供たちに大人気です。
- BIKE!BIKE!BIKE!:春と秋に開催されるバイクファン感謝デー。数千台のバイクが国際レーシングコースを埋め尽くすパレード走行は圧巻の一言です。
- 鈴鹿シティマラソン:毎年12月に開催され、レーシングコースを走れるユニークなマラソン大会として、全国から多くのランナーが参加します。
これらのイベントの詳細な日程、チケット発売日、イベント内容は、すべて鈴鹿サーキットの公式サイトで随時更新されていきます。年間スケジュールカレンダーが公開されているので、定期的にチェックする習慣をつけることを強くおすすめします。
ゴールデンウィーク期間の混雑と天気
春の心地よい陽気と大型連休が重なるゴールデンウィーク(GW)は、一年で最もお出かけに適したシーズンの一つです。当然ながら、鈴鹿サーキットも例外なく、家族連れやカップルなど非常に多くの来場者で賑わいます。最高の思い出を作るためには、GW特有の混雑への備えと、この時期の天候の特徴を理解しておくことが不可欠です。
想像以上?GW期間の混雑状況と対策
GW期間中は、前述の「働くクルマ大集合!!」のような人気イベントが開催されることもあり、一年を通じて最も混雑する時期と言っても過言ではありません。特に連休の中盤(5月3日~5日あたり)は混雑のピークを迎えます。
GW期間に覚悟すべきこと
- アトラクションの待ち時間:人気アトラクションは60分待ちは当たり前、長いものでは120分以上の待ち時間が発生する可能性があります。
- 駐車場の混雑:メインゲートに近い駐車場は開園時間前には満車になります。遠くの駐車場に停めることを覚悟するか、朝8時前には到着するくらいの計画が必要です。
- レストランの行列:昼食のピーク時(12時~13時半)は、どのレストランも長い行列ができます。
この激しい混雑を少しでも賢く回避するためには、計画的な行動が求められます。
混雑を少しでも回避するための戦略
- 開園時間より1時間以上早く到着する:駐車場を確保し、入園ゲートの先頭近くに並ぶことで、入園直後の人気アトラクションを少ない待ち時間で楽しめます。
- チケットは事前にオンラインで購入しておく:当日のチケット購入窓口の列に並ぶ時間を完全に省略できます。
- 食事の時間をずらす:昼食は11時台の早めの時間か、14時以降の遅い時間にすると、レストランの混雑のピークを避けられます。
天候と服装の注意点
この時期の天気は周期的に変化し、晴れの日は非常に過ごしやすい陽気となります。しかし、「五月晴れ」という言葉がある一方で、天気が崩れると意外と肌寒くなることもあります。また、サーキットは伊勢湾に近く、周囲に風を遮るものがないため、体感温度を下げる風が吹くこともしばしばです。
服装のポイントは、体温調節がしやすい重ね着です。日中は半袖で過ごせるほど暖かくても、朝晩や日陰では冷えることがあるため、パーカーやカーディガンのような薄手の羽織るものを一枚持っていくと非常に重宝します。また、春の紫外線は意外と強いため、帽子やサングラス、日焼け止めといった対策も忘れずに行いましょう。
今日の鈴鹿サーキットを最大限楽しむために

鈴鹿サーキット:公式
ここまで、鈴鹿サーキットの楽しみ方を、基本情報からマニアックな視点まで、様々な角度から詳しく解説してきました。最後に、この記事の最も重要なポイントをリスト形式で再確認します。この情報を元に計画を立て、あなたにとって忘れられない最高の一日を過ごしてください。
- 料金プランは目的(入園のみか乗り放題か)に応じて選択する
- F1や8耐などのビッグレース開催日は専用のチケットが必要
- 最寄り駅は伊勢鉄道の鈴鹿サーキット稲生駅でそこから徒歩約25分
- 車でのアクセスは鈴鹿ICが便利だが休日は朝から駐車場が混雑する
- 遊園地パークは子供が自分で操縦し達成感を得られるアトラクションが中心
- 特にプッチタウンは3歳から乗れる乗り物が多く遊園地デビューに最適
- 夏にはスライダーも豊富な屋外プールのアクア・アドベンチャーがオープンする
- 夏の夜には国際レーシングコースから打ち上げられる壮大な花火が名物
- 宿泊は特典満載で利便性最高のオフィシャルホテルが断然おすすめ
- F1日本グランプリは近年桜の季節である春の4月上旬に開催される
- 観戦席は自分の観戦スタイル(速度、バトル、技術)に合わせて慎重に選ぶ
- ホンダの聖地ならではの限定グッズはS-PLAZAのショップで手に入る
- 初心者でも国際レーシングコースを安全に走れる体験走行プログラムがある
- 年間を通してSUPER GTやスーパーフォーミュラなど多様なレースが満載
- ゴールデンウィークは一年で最も混雑するため早朝からの行動が必須